2018.10.23
意外に知られていない「クレンチング症候群」の悪影響
歯は主に食べ物を噛み砕くために使うものなので、何も無い状態で噛むと歯や顎に強い力が加わってしまいます。「気づかないうちに歯を食いしばっている」「寝ているときに歯を食いしばるらしく、朝起きると顎が痛い」など、無意識な食いしばりが常習化すると、様々な症状が人体に起こってしまう可能性があります。
原因
強いストレスや緊張感があると、無意識に歯を食いしばってしまいがちです。精神的要因が原因の場合は眠っている間にも歯を食いしばっているため、朝起きたときに歯痛や頭痛が起こることもあります。
主な症状
・歯の削れや欠けたりグラグラする・歯周病・知覚過敏・顎関節症・顔面痛・頭痛・肩こり・腕のしびれ・腰痛・倦怠感・難聴・耳鳴り・めまい・自律神経失調・冷え性・低体温・イライラする など
予防
歯科医院での治療
クレンチング症候群自己診断チェック
□上下の歯のかみ合わせ面が磨り減って平らになっている
□歯と歯肉の境目に削り取られたような傷がある
□舌の側面に歯型がついている
□歯に接する頬の内側に白い線がある
□顎の関節を押すと痛みがある
□顎のエラの筋肉に痛みを感じる